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フローリストレビュー2011 ファイナルを終えて。

刺激ある時間を過ごして、気持ちも落ち着いてきたので感想を綴ります。

実りある45分を体感しました。
フローリストレビューファイナルステージ、器も違う、花材も違う、人数も違う、
あるのは制限時間45分という時間のみ。
時間いっぱいに使う必要もない。
テイストの違う者たちが繰り広げた45分は見る方にどう映っただろうか?

フラワーコンペテションの常連者や
地元の有名花屋さん、
活躍著しい華道家ユニットに混じって、
得体の知れない私の存在があった。

この大会で制作した作品すべてに前衛的要素を強く持った作品も
いささか得体の知れない作品だったのではないかと我ながらに思う。

発表した4作品の表現は既存のフラワーコンペテションでは
どれも入賞しづらいものだと思っている。


「キャベツ、ファスナー、 テレビ 、鍵、液体、ドライアイス」
 
見る人によっては私の作品は受け入れがたかったかもしれない。

しかし表現方法はもっと自由であって良いと思っている。



今回の大会で、私にとってある意味衝撃的なフローリストが一人いる。
ドゥジエムの山村さんだ。
ナチュラルなスタイルを最後まで貫いた。

私の個人的観点から言うと、傾向と対策が練られ
前衛的な要素が評価される風潮が強いフラワーコンペテションに
おいて結果を残すためには
直球でナチュラルなスタイルは評価されないことが多い。

つまりそういった作風で挑む人は少ない。ほぼいない。

こういうもの作れば入賞するんじゃない?みたいな作品があったり。
もしくは過去に誰かが発表した作品をそのままコピーして持ってくる人もいる。

しかし見事な感性とセンスでファイナリストに残り、
インスタレーション、ファイナルステージにおいてもぶれない姿勢は、
他のフラワーコンペティションでは見れないであろう独特な存在感だった。

インスターレーションの作品は、展示期間水下がりしないであろう花が選択され、
演出には無理がない。
持ち込んだ大量の花材は、他の出場者の量を圧倒し、
ほぼすべて使い切るプロフェッショナルであった。

花屋として当たり前のことを当たり前にやりきったこの素晴らしさ。

コンペだから、コンペ用の作品を作らなきゃ、じゃなくていいのだ。

また、それらを評価する土壌を持ったこの大会のすばらしさを感じとることができる。



最後のザ ショウは見応えある
デモストレーションではなかっただろうか?

バラバラな感性をもった7組の異種格闘技ともいえる
45分間の真剣な取り組みは見る方に
感動を与えることができたのではないだろうかと信じている。


写真審査から始まった、このフローリストレビュー自体が前衛的な大会であった。

そんな難関を幾つも超えてたどり着いた
優勝者 平野さん、心を込めて「おめでとうございます。」




私のインスターレション作品ではTISTOU賞をいただくことができ
フランスでの表現の場を頂けることとなりました。
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花き業界において大きな影響力を持つ雑誌の
第1回目コンペティションの優勝者という称号を
目前に手に出来なかったのは正直に「悔しかった。」の一言に尽きる。


しかし、この45分間を体感できたことはとても楽しかった。
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一緒に共演できたフローリストの皆様
アシストしてくれた栗原君、沼田さん
見に来てくれた方、応援してくださった方ありがとうございました。

また今回の大会の存続、運営において、とても困難を極めたお話も聞くと、
より感謝で一杯です。

フロリストレビューを通して関われたすべての方にありがとうございました。
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by balance045 | 2011-06-21 20:00 | 花屋 横浜